美味しい日本酒が飲みたい…
日本酒を愛する人なら誰もが思っていることです。
「でも、どの銘柄を飲めばいいのか…」
通ならともかく、初心者はこう悩んでしまうこともあるのではないでしょうか?でも、答えは簡単です。
「日本酒で有名な銘柄を選べば間違いありません」
有名だけあって、職人の技術や手間は思っている以上にかかっています。
それだけ、味は保証され確かなもので飲んだら絶賛するでしょう。
今回は、その中でも日本を代表する3銘柄の日本酒を紹介します。
(筆者の独断で3銘柄を選んでいます。ご意見も多々ありますがご了承ください)
目次
日本を代表する酒はこの3銘柄 「久保田」「八海山」「越乃寒梅」
日本には、数多くの酒蔵があり日々酒の味を競っています。
その中から「自分に合った日本酒を探す」のは簡単なことではありません。
ずっと日本酒を飲んできた人ならともかく、初心者には難しいことです。
なぜなら日本酒の銘柄は、全国に一万以上もあるといわれています。
まずは、この3銘柄の日本酒を味わってみませんか?
日本酒を飲み始めた人にも、味は納得できるものになっています。
きっとお酒を飲まない人でも名前は聞いたことのある日本酒ばかりですよ。
久保田 日本を代表する名酒
久保田は新潟県長岡市朝日にある「朝日酒造株式会社」が造っています。
日本で1番有名な日本酒ではないでしょうか?
お酒を飲まない人でも名前ぐらいは聞いたことがあると思います。
久保田の特徴を見てみましょう。
- スッキリとした端麗辛口な味わい
- 後味もクセがなくて口に残らない
- 辛口であるものの、米の甘さが口に広がります
やはり日本を代表するお酒です、見ているだけで味が伝わってきそうですね。
バリエーションも豊かで、飲み方や値段と相談しながら選ぶこともできます。
久保田シリーズは、燗でも冷でも美味しく飲めることが特徴です。
料理との相性もバッチリで季節を感じながら飲む久保田は最高といえるでしょう。
(ここでの紹介は、限定商品は掲載していません)
久保田 百寿(ひゃくじゅ)
香味の主張は控え、辛口で、飲み飽きしない落ち着いた酒質に仕上げた「久保田シリーズ」の基本形です。
冷やしてスッキリ、温めてまろやかな味わいを楽しめます。
<希望小売価格>
1.8L
2,010円(税抜)
720ml
920円(税抜)
引用元 朝日酒造株式会社
一番ポピュラーで手に取りやすいものになっています。
燗をすると辛口になるので、ぬる燗ぐらいで飲むと美味しさがわかりやすいです。
久保田 千寿(せんじゅ)
「食事と楽しむ吟醸酒」を目指し、香りは穏やかに、飲み飽きしない味わいに仕上げました。
口当りが柔らかく、冷やはもちろん、お燗にも適した吟醸酒です。
<希望小売価格>
1.8L
2,430円(税抜)
720ml
1,080円(税抜)
香りがフルーティーで女性にピッタリかもしれません。
わさびや薬味を使った料理との相性がとても良いです。
冷やで飲むと米の甘みを楽しむことができます。
久保田 紅寿(こうじゅ)
香りは緩やかに広がり、口当りはわずかな甘味、そして口中で酸味へ移ろいながらじわりと感じるコクは米の旨味を思わせます。
冷やからぬる燗までの温度帯で楽しめます。
<希望小売価格>
1.8L
3,310円(税抜)
720ml
1,500円(税抜)
引用元 朝日酒造株式会社
いろいろな飲み方が楽しめれるのが特徴です。
燗をすると、料理の味を引き立たせてくれます。
常温からぬる燗が美味しく飲める温度になっています。
久保田 碧寿(へきじゅ)
山廃酒母を用いることで味わいに深みがありつつも、のど越しは軽やかな純米大吟醸酒です。
ぬるめのお燗がこの酒の持ち味を最も感じられます。
<希望小売価格>
1.8L
5,030円(税抜)
720ml
2,230円(税抜)
引用元 朝日酒造株式会社
口当たりも大変良く、ついつい杯を重ねてしまいます。
白身魚やてんぷらなど日本料理と飲むのがオススメ。
冷やで飲むと味にまろやかさが出てきます。
久保田 萬寿(まんじゅ)
香り、味ともに、蔵人が絶妙に仕上げた「久保田シリーズ」の最高峰です。
柔らかな口当りと調和のとれた旨味で、軽く冷やしても、わずかに温めても、存在感を主張します。
<希望小売価格>
1.8L
8,110円(税抜)
720ml
3,640円(税抜)
引用元 朝日酒造株式会社
一度は飲んでみたいハイクラスの日本酒。
魚、野菜料理、てんぷらとの相性はバツグンです。
常温から冷やでの飲み方がこのお酒の本来の味が分かるでしょう。
八海山 味に幅があり楽しむことができる
八海山は、新潟県南魚沼市にある「八海醸造株式会社」が造っています。
日本酒の他にも、焼酎、ビール、梅酒と商品のバリエーションはとても豊かです。
八海山の特徴を見てみましょう。
- クラスごとに味がはっきりしている
- キレの良い後味、喉越しの良さが感じられる
- 食事にとても相性が良い
スッキリとした辛口酒で、常温、冷、燗と様々な楽しみ方ができます。
なかでも、刺身や焼き魚などの海の幸との相性がとても良くなっています。
こういう料理が好きな方には、オススメの銘柄といえるでしょう。
(ここでの紹介は、焼酎、ビール、梅酒、季節限定商品は掲載していません)
八海山 清酒(普通酒)
普通種でありながら原料米を60%まで精米し、低温発酵でゆっくりと丁寧に造っています。
淡麗なすっきりとした飲み口で、料理のじゃまをしません。
<希望小売価格>
1.8L
1,950円(税抜)
720ml
930円(税抜)
引用元 八海醸造株式会社
一番手に取りやすいものですが、味はしっかりしています。
燗すると辛口になり、冷やだと味にバランスが出てきます。
八海山 特別本醸造
冷でよし、燗でよしの、八海山を代表するお酒です。
燗をつけたときのほのかな麹の香りもまた、このお酒の楽しみの一つといえます。
<希望小売価格>
1.8L
2,390円(税抜)
720ml
1,150円(税抜)
引用元 八海醸造株式会社
脂の旨みを引き立たせる特徴があるので、寒ブリやサバなどの魚に合います。
燗すると辛口になり、冷やだと味わいが出て、口当たりは柔らかくなります。
八海山 吟醸
一面の雪に覆われた凍てつく冬の吟醸蔵。
そのはりつめた空気そのままのような、凛としたお酒です。
<希望小売価格>
1.8L
3,340円(税抜)
720ml
1,670円(税抜)
引用元 八海醸造株式会社
魚介類、刺身、寿司にとてもよく合います。
燗より冷やにすると優しい口当たりになり飲みやすくなります。
八海山 純米吟醸
よく晴れた冬の日、澄みわたる空気の中で日差しに解けはじめる雪。
そんなときに感じる、なんともいえない静けさとおだやかさを持ったお酒です。
<希望小売価格>
1.8L
3,670円(税抜)
720ml
1,840円(税抜)
引用元 八海醸造株式会社
生魚より、火に通してある魚介類と飲むのをオススメです。
常温か多少の冷やで飲むのが、このお酒の味を堪能できます。
八海山 大吟醸
選び抜かれた酒米を40%まで精米し、厳冬の限られた時期だけに仕込まれます。
蔵人が心血を注いで醸したお酒は、ゆっくりじゅくせいされ、やわらかな口当たりとふくらみをもつ一品となります。
<希望小売価格>
1.8L
8,720円(税抜)
720ml
4,240円(税抜)
引用元 八海醸造株式会社
口に含むと、巨峰やリンゴの蜜みたいなフルーツの余韻が口に残ります。
もちろん魚介類との相性もバツグンですが、お酒だけで飲むのも申し分ありません。
越乃寒梅 酒の旨さを教えてくれる日本酒
越乃寒梅は新潟県新潟市にある「石本酒造株式会社」が造っています。
今まで紹介してきたお酒に負けず劣らず日本酒の代表銘柄といえるでしょう。
越乃寒梅の特徴を見てみましょう。
- 米の甘さと繊細な味わいながらにキレがある
- 辛口だがスッキリ飲めて、後には酒の旨みが残る
- クラスが上がるほど、味は感動するものになる
米どころの本場で造られているだけあって、お酒に米の甘みが分かりやすく出ています。
食中酒としても最高で料理と一緒に味わって飲んでみたいですね。
口当たりは軽いですが、お酒を含んでから飲み込むまでが辛口で愛飲する人は多いです。
(ここでの紹介は、限定商品は掲載していません)
越乃寒梅 白ラベル
目指すところは、「晩酌のお酒だからこそ『料理に寄り添い』『飽きずに楽しく飲め』『次の日に残らない』お酒」であること。
普通酒と言えども、米を磨き吟醸造りの技術を基本に、低温で長期間じっくりと発酵させて丁寧に仕込んでおり、最も身近で飲み応えのあるお酒です。
力強く抜群のキレ味から、常連のファンからは「尻ピンのお酒」とも呼ばれています。
<希望小売価格>
1.8L
2,030円(税抜)
720ml
960円(税抜)
引用元 石本酒造株式会社
いろいろな一品料理に合い、値段もお手頃で日本酒好きに親しまれています。
冷やすと味が重くなるので、常温からぬる燗が一番良い飲み方です。
越乃寒梅 別撰 (べっせん)
香り・味ともに軽やかな特徴を持つ酵母と、酒造好適米のみで醸される、軽快でスッキリした味が特徴です。
「淡麗辛口」と呼ぶにふさわしく、常温や冷やで飲むと爽やか、ぬる燗では味の幅の拡がりをお楽しみ頂けます。
何か良いことがあった時、ちょっと奮発したい、そんな時にぴったりの吟醸酒です。
<希望小売価格>
1.8L
2,540円(税抜)
720ml
1,210円(税抜)
引用元 石本酒造株式会社
水のようなさらりとした味わいながら、キレの強い辛口が特徴。
燗をすると辛口が増すので、温度には注意が必要です。
常温からぬる燗がオススメの飲み方になります。
越乃寒梅 無垢(むく)
精米歩合48%に磨いた山田錦を使用。
米本来の旨味をしっかりと出している、越乃寒梅の純米大吟醸酒です。
酸味を抑えた幅と厚みのある味わいが特徴で、とろりとした滑らかさと香りも大きな魅力で、ゆっくりと味わって頂きたいお酒です。
<希望小売価格>
1.8L
5,000円(税抜)
720ml
2,500円(税抜)
引用元 石本酒造株式会社
魚介類の料理と合わせて飲むとお酒の味も引き立つことでしょう。
常温から冷やだと、味がまとまり香りも楽しむことができます。
燗をするなら、ぬる燗までに。それ以上だと味がボケてしまいます。
越乃寒梅 特撰
ほのかな吟醸香があり、口当たりは軽く滑らか、飲み口が良く、後味に旨味が拡がる、ふくらみのある上品な味に仕上がっています。
吟醸酒ですが、常温でも、ぬる燗でもよし。
お酒が進んでも、最後まで変わらぬ味をお楽しみ頂ける、石本酒造自慢のお酒です。
<希望小売価格>
1.8L
4,000円(税抜)
720ml
2,000円(税抜)
引用元 石本酒造株式会社
魚介類や野菜、他には山菜など幅広い料理に合うお酒です。
燗をすると辛みが出てきます。
常温だと口に余韻が残り、しっかり味わうことができます。
越乃寒梅 金無垢
精米歩合35%に磨いた山田錦を使った、ほのかな吟醸香と深く繊細な飲み口が特徴の純米大吟醸酒。
熟成が進むほど味がのる「山田錦らしさ」を最も実感できるお酒に仕上げています。
低温で充分に熟成させているので、ぬる燗で香りと味の広がりをお楽しみ頂くのが、一番のおすすめです。
<希望小売価格>
1.8L
10,000円(税抜)
720ml
4,300円(税抜)
引用元 石本酒造株式会社
料理と合わせるのも良いですが、お酒だけで味を楽しむのもオススメです。
最後には、口と喉にきれいな辛みが残ります。
温度はぬる燗から涼冷え(約15℃)までにしておきたいところです。
越乃寒梅 超特撰
精米歩合30%まで磨いた上位等級の山田錦をふんだんに使い、蔵人の技術と感性を駆使して造り上げた大吟醸酒。
室温1℃の環境で約2年間熟成させることで、旨味と深みを充分に引き出してから出荷しています。
品格のある吟醸香と繊細できれいな味、さらに飲んだ後に旨さが戻る「余韻」をお楽しみ頂けるのが特徴。
冷やはもちろん、大吟醸ながら「ぬる燗」もおすすめです。
<希望小売価格>
720ml
5,200円(税抜)
500ml
3,670円(税抜)
引用元 石本酒造株式会社
魚介類の旨みをを引き立たせてくれるお酒で、味は辛口ながらも余韻は口にしっとりと残ります。
蔵元からの説明にもあるように、ぬる燗までがベストの温度。
冷やで飲むと味が洗練され、旨みが口に残りやすくなります。
久保田、八海山、越乃寒梅。飲み比べの方法は?
三種類の日本酒を紹介してきましたが、あなた好みのものはあったでしょうか?
- まずは、王道の久保田を飲むか?
- 飲みやすい、八海山を飲むか?
- 料理との相性がバツグンの越乃寒梅を飲むか?
日本を代表するお酒だけに悩んでしまいます。簡単で気軽に試すことはできないのでしょうか?
そんな、あなたにオススメの一品を紹介します!
こんな、セットはどうでしょうか?
まずは、飲み比べセットで好きな銘柄を見つけましょう。
それが決まったら、予算のことも考えながら「どれぐらいのものなら、いつも飲めるか?」を次に決めます。
筆者であるわたしなら、
久保田の「サラリとした味わい」が好き→金額的には「久保田 千寿」が合っている。
このように、決めていくと手元に置いておける銘柄が決めやすいですよ。
まとめ
日本でトップクラスの日本酒の銘柄を紹介してきました。
知名度もバツグンで耳にしたことがある人も多いことでしょう。
知名度が高いということは、それだけ値段も張りますが味は納得いくものばかりです。
お祝い事や、特別な日にはぜひ飲んでみたいですね。
それでは、乾杯っ!