「旅先で買いたいお酒シリーズ」パート9!
前回に引き続き、青森県の酒蔵を紹介する後半パートになります。
今回の舞台は、下北半島!寒いイメージがありますが、それだけではありません。日本酒も食べ物もおいしい!それが下北半島なのです。
そして、本州最北端で造られているお酒とはいったい…?青森県のふるさと納税にも選ばれているので気になってしまいます。
最後に、下北半島をもっと楽しめるように海鮮グルメと観光スポットを紹介します。青森県下北半島の地酒と肴と絶景で、最高の一杯を楽しんでみませんか?
目次
本州最北端の酒蔵「関乃井酒造」でおいしい日本酒を堪能する旅へ!
青森県の酒蔵を紹介する前半パートでは、津軽地方の尾崎酒造さんを紹介してきました。
今回は、本州最北端の酒蔵【関乃井酒造】さんの紹介です。関乃井酒造さんは、青森県の下北半島むつ市内に位置します。
創業130年の趣きがあります。近くを通ると忙しそうに酒蔵のスタッフが道を歩いていることも。
本州最北端の酒蔵なんですって。
寒いところのお米を使って造る日本酒、どんな味なのか?気になるよねぇ。
青森県の下北半島は「お米も海の幸もおいしい」って評判ですから。
関乃井酒造さんのお酒も期待ができますよ!
老舗の味を堪能させてもらいますね。
米どころの青森県!地元の料理と合う日本酒!
聞くだけでワクワクするじゃないか。
関乃井酒造さんは、東北地方の中でも行ってみたかった酒蔵なんだ。
イメージ通りの酒蔵で心が躍ります!畳に座ってじっくりと銘柄を吟味できます。
関乃井酒造さんのお酒は、「地元の人に愛されるお酒」として造られてきました。
そのため、関乃井酒造さんのお酒は全国に出回りません。少し昔は下北半島に行かなければ飲むことはできなかったのです。
もちろん、今ではオンラインショッピングで買うことができますが、インターネットのない時代は「幻のお酒」なんていわれていたのでしょう。
飲み比べたところ、「関乃井」というブランドは昔ながらの味を大切にして料理に合わせやすい。
もうひとつのブランド、「北勇」は華やかな香りと飲みやすさを追求している。
どちらかを追求して飲んでみてもいいし、ブランドごとに飲み比べるのも面白いな。
関乃井酒造さんには、ふたつのブランドがあります。
その名前は、「関乃井」(せきのい)と「北勇」(きたいさみ)です。どちらのブランドも「飲むべき一本!」を買ってきました。
関乃井酒造さんで聞いた「初めてうちのお酒を飲むならこれ」という銘柄はこちらです。
これぞ定番。そして、地元の人の愛するお酒の味を知ってみる「関乃井 上撰」
「スゴい日本酒!」
という味まではいきませんが、飲み続けるとやはり舌に馴染んでくるから不思議です。
少し強めの酸味が初めにきて、お米の旨みが少しずつ舌に伝わってきます。口に残るかと思いきやスッと消えていく味はお見事。
無くなってしまうと寂しさを感じてしまうのは、手元に置いておきたいお酒だから?飲みやすいから?関乃井酒造さんのマジック?と感じるほど、後を引く銘柄です。
地元の人は、この関乃井の上撰を好んでよく飲むとのこと。まさに「定番の酒」というべき銘柄なのでしょう。
青森の料理は、濃い味付けがたくさんあるそうだ。
それと合わせたいのが関乃井の上撰だ。地元では定番の銘柄になっているな。
料理やつまみに合う一本で、素材の味を引き立たせてくれるぞ。
芳醇な香りと味。そしてパワフルさを感じる「寒立馬(かんだちめ)」売上No,1は買って損はなし。
「やさしい中にも力強さを味わえる逸品」関乃井酒造さんのHPより引用
飲んでいて、この意味が分かりました。じわじわと米の旨みとコクが舌の上で踊り出し、芳醇な香りと味を楽しむことができます。
アルコール度数が少し高く17度になっているのも特徴で、飲みごたえのある銘柄です。「クセのあるor独特な味」を求める人にはピッタリな銘柄でしょう。
薄味の料理やつまみでは、この寒立馬の味わいに負けてしまうのでペアリングには気を付けたいところです。
特定名称酒の中で売上No,1。関乃井酒造さんに来たら買ってほしい銘柄「寒立馬」
そして、この寒立馬…、ほとんどむつ市や青森県内で消費されてしまいます。要は、幻の日本酒ということです。
一度飲んだらクセになるはず!なぜなら、リピート買いしている人が多く「特定名称酒の中で売上No,1」は伊達ではありません。
関乃井酒造さんに行ったなら、この寒立馬は買わないと損。といってもいいぐらいの一本です。
この寒立馬を買わずに帰るなんていわないでくれよ?
他の酒蔵では味わうことができないパワフルな香りと味に注目だ。
一度試してほしいぞ?
北勇 至心(ししん) 『至心とは まごころ この上ない深い心 誠意』
「すごくフルーティー!」
あまりの飲みやすさと口当たりの良さにビックリすることでしょう。ええ、ビックリするはずです。
メロンのような香りがフワッと漂い、アルコールぽさを感じることはありません。口に含んだ瞬間、「花がパッと開いた」という感覚になります。
これは、買って損はなし!と強くおすすめできる銘柄です。
もちろん、女性に飲んでほしい。いや、飲まないと損かもしれません。関乃井酒造さんに来たら、ぜひ買ってみてくださいね。
これ飲みやすい!
鼻から抜ける香りがなんともたまらなくフルーティーなの。
関乃井酒造さんで買うなら、この至心がおすすめだね。
香りも味も軽やかで驚きますね。
匂いをよく嗅いでみると、フルーティーだったりお米の甘さを感じることもできます。
お酒だけで十分楽しむことができる銘柄ですよ。
青森産にこだわった北勇 至華(しか) 『至華とは この上もなく華やか』
青森県産のお米「華想い」と酵母「まほろば」を使っている地元思いな銘柄です。
「華やかな香りと上品な味わい」が至華の大きな特徴になっています。
口の中で香りがパッと広がりスッとなくなっていく様は、「北勇の至華はなんとも儚げ」な銘柄。と表現できそうです。
透き通っているクリアさは見ていても飽きることはありません。鼻、口、目とどこでも楽しむことができます。
これだけ、花を連想できるような香りと味は、他の日本酒ではまず見当たらないといっても過言ではないでしょう。
おちょこやぐい吞みに注いでみてほしいな。
繊細かつ華やかな香りが何ともたまらない一本だ。
香りが鼻から抜けるときを楽しんでほしいぞ。
関乃井酒造さんに行ったあとは、下北半島の観光スポットとグルメを楽しもう!
関乃井酒造さんで買い物が終わったら、今度は観光と海鮮グルメを楽しんでみましょう。
下北半島といえば…、そう大間ですよね。メディアでも有名なので行ってみたい!という人も多いでしょう。
しかし、むつ市のある飲食店で「下北半島でおすすめは?」と聞いたところ、下北半島の右上に位置する「尻屋崎」を教えてくれました。
ゴールデンウイークに行ってきましたが、それほど多くの観光客がいるわけではなく、ストレスを感じず旅が楽しめますよ。
尻屋崎の灯台から北と南をパシャリ!遮るものが何もないので最高の一枚が撮れます。
最後は海鮮グルメを楽しみたい!やはり、大間のマグロでしょうか?ぜひ、青森県の下北半島に行ったら食べてほしいのがイカとウニです。
「うちは新鮮なものしか扱っていない…」「本場のウニをそろえてます」なんて言葉がウソみたいに聞こえてくるほどおいしいです。
むつ市のお店で大量のイカとウニを食べてきました。この量でいくらなの?東京のお店で食べると…。
イカの刺身と大盛りのウニ!
どちらも関乃井酒造さんのお酒で楽しみたくなるわね。
でも、絶対に高いよね…?
イカとウニの他にも数品をオーダー。
そして、ハイボールと日本酒を合わせて5杯。
1万円以上はかかりますよね?
残念だ!
イカとウニの他に馬刺しなどをオーダーして…、
全部合わせて、4,000円ジャスト!行きたくなるだろ?青森県と下北半島!
むつ市の繁華街より奥に入ったところです。この昭和レトロの飲み屋の中を散策するのも楽しい!
お店の人に、「こっちに来たのならウニを食べないとダメだよ!」なんて怒られながらも出してくれました。
怒られた理由がよく分かります。トロッとしていて口の中で溶けるウニ、そして驚きの甘さです。日本酒が合わないわけありません。
イカとウニを食べてから、日本酒をキュッと流し込む。青森県の下北半島でしかできない贅沢を味わいに行ってみませんか?
まとめ
青森県の下北半島いいところです、ぜひ行ってみてください。
けっこうな距離がありますが、それを埋めるおいしい日本酒と海鮮グルメ、そして絶景があなたを待っています。
尻屋崎で絶景を楽しんでから、関乃井酒造さんのお酒で余韻に浸る…、乙なものじゃないでしょうか?
もちろん、イカとウニも食べてみてください。自身はマグロよりこちらの方を強くおすすめしますよ。
それでは、乾杯!