お酒をあまり飲まない人にとって「ラム」という名前は聞き馴染みがないかもしれません。
昔から存在しましたが、お酒の中で「脇役感」があるのも事実です。ウイスキーの陰に隠れてしまっている感があります。
でも、ちょっと工夫して飲むと、これがなかなかイケるお酒なのです。グイグイ飲みたくなる暑い季節には、まさにピッタリです!
世界のバーテンダーがカクテルに使うだけあって、その飲みやすさは格別といっていいでしょう。
今回は、そのラムにスポットライトを当ててみました。ちょっとラムについて勉強してみましょう。
目次
ラムを初めて飲む人に知ってほしい。ラムの基本をさらっと説明します。
ややこしい話はやめて、簡単にラムというお酒を説明します。
さとうきびを原料に使っていて、それを発酵と蒸溜をさせたものがラム酒になります。
ラムは世界に4万銘柄以上が存在し、その歴史は古く約300年前から人々に愛されてきたお酒なのです。
初心者でも分かりやすい!ように、ラムの基本といってもよい種類と特徴をまとめてみました。
- ホワイトラム 飲みやすさはラムの中でも一番です。いろいろなカクテルにも使われていて、造られる量はラムの中でも一番になります。
- ゴールドラム 甘みとコクのバランスがよく取れています。ゴールドラムを使ったお菓子やケーキもたくさんあるのを知っていますか? 熟成期間は3年未満。
- ダークラム 味に強さが欲しかったり、飲みごたえを求めるならダークラムを。熟成期間は3年以上で玄人向けのラムといっていいかもしれません。
ラムというお酒を初めて知る人は、この3つを覚えるといいぞ。
ラムを何かで割ってみたいという人は、ホワイトラムがいいんじゃないかな?
ストレートやロックで飲むなら、ゴールドラムかダークラムだな。
ウイスキーのように、そのまま飲むこともありますが、やはりカクテルのベースになるのが多いかもしれません。
ラムを使った有名なカクテルはこちらになります。お酒を飲んだことがある人なら、一度は口にしたことがあるのではないでしょうか?
モヒート ミントとライムのさわやかなカクテル
マイタイ タヒチ語で「最高」を意味しているマイタイ。カクテルの女王といっていいかも。
ダイキリ さわやかでほどよい甘みを楽しむことができます。
ピニャコラーダ パイナップルジュースをメインとしたトロピカルカクテル。
出典 Wikipediaより
紹介したカクテルを聞いたことがあったり、飲んだことがある人もいるでしょう。
ラムを使ったカクテルはさわやか、すっきりした甘さ、口当たりの良さが評判でよく選ばれるカクテルばかりです。
「飲みやすい!」なんて、何杯も飲んでしまいベロベロになってしまった経験はありませんか?
これは、お酒のベースにラムが使われていて、飲みやすくてもアルコール度数が高かったということになります。
バーでモヒートやダイキリはよくオーダーしてたよ。
数杯しか飲んでいないのに、飲みすぎた感がすごかったの…。
ベースがラムだから…、ということだったのね。
ジュースで割っているといっても、元は強いお酒ですから。
カクテルにしても10度近いアルコール度数はありますよ?
そして、カクテルはグラスに少量だけで出てくるから何杯も飲んでしまうんだよな。
飲みやすさも手伝ってグイグイいっちゃってさ…。
初めてのラムなら「バカルディ」がおすすめ!好きな飲み物と割って楽しんでみない?
引用元 バカルディジャパン株式会社
次に、紹介するラムは、お酒の知識がある人なら知っているでしょう。「バカルディ」という銘柄になります。
高くありませんし、リカーショップに行けば手に入るはずです。初めてラムを飲む人は、このバカルディを好みなように割ってみてください。
ラムはいろいろな飲み物で割ると「飲みやすさ」が格段にパワーアップするのです。
そのまま飲んでみてラムというお酒がどんなものなのか?を試してみるのもいいですね。
左のバカルディ スペリオールは約2,000円。
右のバカルディゴールドは約1,500円。
どちらも750mlの容量でラムを初めて買うならこれがいいかな?
ラムを好きな飲み物で割るって最高だよね。
自宅でバーの気分を味わうこともできるし。
好きな飲み物を買ってくるだけで楽しめるからコスパもいいよね。
ホワイトラムとコーラで「ラムコーク」っていうカクテルを作ってみたぞ。
グラスに氷をたくさん入れて、レモンをお好みで。
どれぐらいで割ると飲みやすくなるか?は下を読んでみてくれ。
ラムはいろいろな飲み物で割ることができるので、コスパが良いのです。
コーラ、サイダー、梅ソーダっていうのも暑い夏ならではの割り方になり、氷をたっぷり入れて楽しんでください。
クラッシュアイスがなければ、グラスから溢れんばかりの氷をたくさん入れて、グイグイいっちゃいましょう。
次は、ラムを初めて飲む人が参考にしたい割り方、どれぐらいの濃さで飲むのがいいのか?の検証になります。
ラムを初めて飲むなら、この割り方で楽しんでみて!悪酔いしない飲み方を伝授します。
ラムを紹介してきましたが、飲む前に注意してほしいこともあります。
ラムはアルコール度数が強いお酒です。ストレートで飲んでも構いませんが、お酒に強い人でなければおすすめしません。
割って飲むときも気を付けてください。「味が薄い」からといって1:1で割るとかなり濃いめになってしまいます。
これぐらいの量でラムを割って飲んでみるのはいかが?というものをいくつか上げてみました。飲み方として参考にしてみてください。
どの割り方だとラムはおいしく飲める?
1:1 お酒が強い人におすすめです。そこまで強くない人は1杯で止めたほうがいいかも…。
1:2 これでもラムの味はしっかりと伝わってきます。おつまみもしっかり食べてください。
1:3 味もほどよくベーシックな割り方です。味が薄くなっていますが飲みすぎに注意。
1:5 チビチビと長く飲んでいたい人はこれでOK。のどが渇いたからといって一気飲みはNG!です。
1:2の割り方だって、飲みすぎるとグラッとくるぞ?
グイグイ飲むより少しずつ飲みながら、おつまみもいっしょに口にすること。
ソーダで割ってあると飲みやすくなるからって一気飲みはダメだぞ。
1:3で割っても飲み終わると、顔が真っ赤になってしまう人もいますから。
まずは、自分に合っている割り方を探してみることです。
やはりラムがベースになっているカクテルが強いということがよく分かりますね。
ラム酒を使ったモヒート。ライムとミントの風味が合わさって飲みやすいのなんの…。飲みすぎに注意してください。
ラムを薄めに割ってしまうと、口当たりはまさにジュースと何ら変わらないものになってしまいます。
「本当に40度のお酒で割っているの~?」
なんて感じてしまうでしょう。改めて注意です。飲みやすい、口当たりがいい、ジュースみたい、といって飲みすぎないこと。
ラムは、次の日の体内に残ることが多いので、二日酔いになる可能性があります。薄く割って適量を飲めば問題はありません。
ラムを割っているとはいえ、アルコール度数は10度以上あることを忘れないようにしてくださいね。
まとめ
簡単にラムの基本と飲み方を紹介してきました。
アルコール度数が強いお酒ですが、薄めに割って飲めばおいしく飲むことができます。
何回も言うようですが、ジュースで割ってしまうと本当に口当たりが良くて、飲みやすくなってしまうので注意してくださいよ?
「自分はお酒が強いから大丈夫だって?」
いやいや…、そんな人に限って飲みすぎてしまい、次の日は二日酔いでダウン。なんてことになってしまうんですよ!?
それでは、乾杯!